1. 医師不足!改善を急ぐべき神奈川県内の地域格差

医師不足!改善を急ぐべき神奈川県内の地域格差

特に医師が不足しているのは神奈川県西部

神奈川県は人口も多くクリニックを含めた医療機関も非常に多いため、医師が転居し新たな医療機関で働くための選択肢としては、非常に魅力的なエリアと言えるでしょう。

 

しかし、同じ神奈川県内であっても、地域格差があることは否めません。

 

それぞれのエリアに応じた問題があり、特に県西部の医師不足は少々深刻な状況となっています。
神奈川県を二次保健医療圏で分類すると11のエリアに分けられるのですが、その中でも最西端に位置する“県西”は医師不足であり、しかし、それが解消する目処も立ってはいません。
人口そのものも少ないのですが、例えば、人口10万人あたりの医師数を見た場合、神奈川県全体では200人を超えているにもかかわらず、県西は160人ほどと、30人から40人も少ない状態です。
これは、横浜南部と比較すれば60人以上少ない数字ですから、やはり顕著な医師不足と言わざるを得ないでしょう。

診療科目別に見ると、下記のようになっています。

  • 内科医、外科医・・・神奈川県全体の平均と比べて突出して少ないわけではない
  • 産科、婦人科・・・神奈川県全体の数字と比べて10万人あたりの医師数が6人から7人少ない
  • 小児科、麻酔科、救急科・・・産科、婦人科同様に少ない

神奈川県内で働く医療機関を探しているのであれば、県西を中心に検討することで、神奈川県内の地域格差を解消することに繋がるのかもしれません。

日本全体の問題「高齢化」が医師不足の拍車をかけている

神奈川県内の地域格差、つまり医師の偏在の問題について述べましたが、これはもちろん神奈川県だけの問題ではありません。

神奈川県エリアの特徴は、以下のようなものがあります。

  • 東京にほど近い横浜や川崎といったエリアが非常に栄えている。
  • 居住地としても魅力的であり、人口も増加傾向にある。
  • 神奈川県西部は東京都からは離れたところに位置するため、人口の減少が進んでいる。

自然増減及び社会増減ともに減少傾向があるため仕方がないのですが、これにより懸念されるのは神奈川県西部エリアの高齢化です。
若い人が減り高齢者が増えることで、人口は減っているものの医療機関を必要とする人の数は増えるため、医師不足が顕著になってしまうのです。

日本各地でこの問題が生じています。
都市部では医師不足も解消へと向かっていると言われていますが、地方など高齢者の割合が多いので、人口減少が見られる地域では医師不足の状態は一切解消しないままです。
高齢化とともに、東京一極集中、あるいは都市部に人口が集まることで、この弊害が起きていると考えることができるでしょう。

あらゆる策を講じながら、この日本全体の問題である高齢化と都市部集中の課題をクリアしていかなければ、医師不足を解消することはできないのかもしれません。